祠の主

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祠の主

<トンテンカラリン、トンテケテン、お供え物はなんだろうな。土地神様のお供え物は。トンテンカラリン、トンテケテン> 祠の奥から声が聞こえてきます。 2人は足音をひそめながら祠の奥に進みました。 <トンテンカラリン、トンテケテン、今日も明日も明後日も、トンテンカラリン、トンテケテン、ここらいったい安泰だ~> 小さな小さな白い小動物が3匹、それともう1匹それよりもほんの少し大きな黒い小動物が子供を 「これからどうするの?」 「そうだな。彼らがどんなことに興味を持っていて、どんなものが苦手なのかわかればいいんだけど。」 「好きなものが分かれば、それを使って呼び寄せ、その隙を付けて、苦手なものが分かれば、それで打ちのめすことができる・・。」 「そうだね。」 そんな話をしながら、とらわれている人たちに目を向けると、小さな子供の中に、やや大きな人物が見えた。 「あれ、もしかして。アイツ・・。」 青年がそうつぶやくと、向こうもこちらに気がついたようでしたが、そこを白の小動物にみられ、鞠子とたちは小動物たちにっも見つかってしまいました。 『あのバカ・・。』 青年は頭を押さえ呆れたように言いました。
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