2人が本棚に入れています
本棚に追加
祠の主
<トンテンカラリン、トンテケテン、お供え物はなんだろうな。土地神様のお供え物は。トンテンカラリン、トンテケテン>
祠の奥から声が聞こえてきます。
2人は足音をひそめながら祠の奥に進みました。
<トンテンカラリン、トンテケテン、今日も明日も明後日も、トンテンカラリン、トンテケテン、ここらいったい安泰だ~>
小さな小さな白い小動物が3匹、それともう1匹それよりもほんの少し大きな黒い小動物が子供を
「これからどうするの?」
「そうだな。彼らがどんなことに興味を持っていて、どんなものが苦手なのかわかればいいんだけど。」
「好きなものが分かれば、それを使って呼び寄せ、その隙を付けて、苦手なものが分かれば、それで打ちのめすことができる・・。」
「そうだね。」
そんな話をしながら、とらわれている人たちに目を向けると、小さな子供の中に、やや大きな人物が見えた。
「あれ、もしかして。アイツ・・。」
青年がそうつぶやくと、向こうもこちらに気がついたようでしたが、そこを白の小動物にみられ、鞠子とたちは小動物たちにっも見つかってしまいました。
『あのバカ・・。』
青年は頭を押さえ呆れたように言いました。
最初のコメントを投稿しよう!