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「なんだって、?じゃぁお前は本当に土地神様でも、土地神様の使いでもねーのか?俺たちをみちびいてくださるんではねーのか?」
白い小動物たちは驚きと、怒りと、悲しみを隠し切れない声色で、黒いものにとびかかりました。
すると黒い小動物はその手を払いのけ、
「利用される、お前たちが悪いんだよ。お人よしもここまで来ると惨めだよな。こっちはいつ気がつかれるのかってヒヤヒヤしていたのにな。笑っちまうぜ。」
「そんなこと言って、あなた寂しかっただけでしょ。だって、そうじゃなかったら、こんなにドコモたち集めたりしないもの。だから連れ去ってきた子供たちには恐怖で、白い子供たちには圧力で、従えて、かりそめの仲間を作ろうとしただけでしょ。」
「う、うるさい!なんでそんなことがいえるんだ。俺がさびしかっただと?馬鹿にするな!」
今までの人を嘲る様子からは一転、感情をむき出しにした黒いのは鞠子に食って掛かりました。
「そうじゃなきゃ、こんな殺してしまったように見せかけて、子供をこんなに集めていたりなんかしないよ。」
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