第1章

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「もう!わざわざ今日じゃなくてもいいのに」 7月7日、七夕の今日が私のお誕生日。 でも、仕事で忙しい彼に無理して欲しくなかったから、今日じゃなくてもいいって連絡していたのだ。 わかったって返事が来ていたから、てっきり会うのは週末だと思っていたのに。 「いや、俺が今日じゃなきゃ嫌だったんだよ」 そう言って笑う彼に、嬉しいけれどドッキリを仕掛けられたみたいで少し悔しい。 だから、仕返しをしよう。 なかなか言い出せない彼に、私からのお返し。
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