プロローグ

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偶然見かけた君が、目の前の子犬にふわっと優しい笑みを向けた。 「……………」 俺はその場に固まったまま、しばらく動くことが出来ない。 ああ、これが『天使の笑顔』なんだ。 噂には聞いていたけれど、こんなに惹きつけられるなんて思ってもいなかった。 その日から、俺の切なくて甘い片想いが始まった。
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