作戦

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side 海里 三石さんと話した次の日、僕は1枚の紙をもらった。 一番上には大きく『恋愛大作戦』とあり、小さな綱目が箇条書きされていた。 作戦1 不安感をあおる 作戦2 焼きもちを焼かせる 作戦3 気を引く 作戦4 告白 作戦5 ラブラブ 眺めていると、目眩がしそうだ。 「完璧でしょ。 1つ1つの詳細はその都度説明するわね」 どや顔の三石さんに何を言っていいのかわからないが、関わりたくない事だけは伝えないと。 「あの、三石さん、僕は「早速質問ね。あ、でも、 作戦1の詳細だけ説明させて」」 言葉を途中で遮られて、作戦1の説明に突入してしまった。 「作戦1の『不安感をあおる』は、文字通り一ノ瀬君の不安をあおるのよ。 そのために私と樋口君は仲良しをアピールしないといけないの。 その手っ取り早い方法はね。 な、ま、え、呼び。 だから、今日からは私の事を愛美(まなみ)って読んでね。私も海里って呼ぶから」 頭が痛くなってきた。
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