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小さな1kのアパート。
でも、ほとんど寝るだけなので気にならない。
海里は、スーツをぬいでTシャツとジーンズに着替える。
「さ、今日も頑張るぞ」
気合いを入れてすぐに自宅を出る。
そして、歩いてすぐのペットショップのドアを開けた。
「おはようございます。今日もよろしくお願いします」
オーナーに元気よく声をかける。
「樋口君、今日もよろしくね。
20時にトイプードルの予約が入ってるから、西口さんのサポートよろしくね」
「はい」
海里は『ペットショップ わんにゃんハウス』の赤いエプロンをつけて床掃除を始めた。
そう、海里には会社には絶対にバレてはいけない秘密があったのだ。
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