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◇◇◇
目を覚ますと、あたしの身体は陵に包まれていた。
今は初夏。
本当ならこんな態勢暑くて仕方ない。
でも今のあたしには暑さなんて全く感じなくて、心も体も温かく感じた。
そんなぬくもりを感じながら陵の寝顔を見つめていると、陵が「うーん」と言いながら目を開けた。
「あれ……、陽菜、おはよう」
「ふふ、おはよう」
「何笑ってんだよ」
「だって、寝起きの陵が可愛いんだもん」
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