ですよね

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A:「わたしね~ずぅっと願っていたの」 カランコロンと軽やかな足取りで楽しそうに振り返る君。 B:「…なにを?」 瞬間的に心臓が強く鼓動を打つ。 A:「あなたに…伝えられたら、きっと願いは叶うと思う」 伏せた目が色っぽい。 顔に落ちてきた一筋の髪を耳にかけるしぐさも同い年に見えないくらい色気がある。 B:「うん…」 ひと言絞りだすのが精一杯だった。 A:「私ね…天乃くんの…」 ごくりとつばを飲み込んだ。 A:「家で限定販売しているミルキーウェイを一度でいいから食べてみたいの!」 B:「…………え?」 A:「毎年、七夕祭りの間の1時間しか販売していないでしょ?もう気になって気になって…」 B:「あ…ですよね…」 期間というより時間限定の年に一度の販売商品『ミルキーウェイ』とは 俺の実家である飴専門店で作っている飴だ。 幼なじみが彼女に…なぁんて! 漫画じゃねーんだからあるわけねーだろ! …ちくしょーーーーーー!!!! fin
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