おばあちゃんと由夏の秘密

秘密の家

妙だな、と由夏はその時思いました。お父さんもお母さんも全然返事をくれません。いつも由夏には声を掛けられたら返事をしろっていうのに。

二階にいるのかな、と思い階段を昇るとお父さんが階段で寝ていました。もう、そんなところで寝ないでよ。由夏は仕方なくお父さんの上を通りました。

由夏は二階の自分の部屋に戻って、おばあちゃんにかける布とお気に入りのおもちゃを取りにいき、居間に行きました。お母さんを探さないと。

お母さんは居間にいました。ふふふ、お母さんったら、電気コードでぷらぷらしてる。お母さん相変わらず子供っぽいんだから。

お父さんとお母さんを見つけたところで由夏は一息つこうと台所に行きました。あまーいコーヒー牛乳を飲もうっと。そんなことを考えながら台所に向かうと

知らない男の人がいました。