2day

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奏多くんは私を席に座ったことを確認すると、嬉しそうに笑って 「ぱぱのごはんおいしいから、げんきになるよ!」 「ふふ…そうなんだー。じゃあ、何か頼もうかな」 可愛いなって思いつつ頭を撫でた。 するとまた嬉しそうに笑って、お父さんの方に向かっていった。 元気つけようと思ってお店に連れてきてくれたんだ…。 せっかくだし、何か頼もう。 左側に立てかけてあったメニューを手に取り確認する。 パスタやオムライスとカフェらしいメニューにケーキも数種類。 甘いもの好きだからなぁ…悩む。 ケーキのページを開き悩んでいると、隣から声が聞こえた。 「…フルーツタルトがオススメですよ」 「そうなんですか!じゃあ、それにします!ありがとうございます」 「とんでもないです」 その声は、壁側に座っていた男性で 髪は耳が隠れるくらい長く、眼鏡をかけていてあまり良く表情はわからなかった。 というか、肌白い!! インドアタイプだな… じっと見すぎたのか 男性はまた口を開き 「あの…なにか…」 「あ、いや。なんでもないです!すみません…!あ、あの!フルーツタルトとアイスラテお願いします!!」 やばー!見すぎた!気まずい…!! 気まずさを隠すように注文をした。 オーナーさんには、気づかれていたのかクスクス笑われていた。 恥ずかしい。
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