三十歳

オタク

俺、山田太郎。

ありきたりな名前が逆に珍しい。

仕事は引っ越し会社の事務をしているが、仕事が出来ないと窓際族だ。電話対応でもどもってしまってお客さんから不信感を抱かれる事が多い。

それでも、仕事を辞めないのはどうしてもお金を稼がなければならないから。

趣味の為に生きていると言っても過言ではない。