『若恋』禁断の恋 序

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『真、…おまえには二度と持たせたりしない』 震え握っていたものを若の両手に押さえられた。 ひとつひとつ指をはがして取り上げた鈍色の重いものが若の懐にしまわれた。 冷たい小雨が降りしきる夜。 一丁の銃はひとりの少女の人生を狂わせた―――
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