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俺の祐に触れた。
一番に大切なものを傷つけられた。
「き、さまぁっ!!」
祐にのし掛かってる男を突き飛ばし、持っていたナイフで祐の腕に触れたその手首を掻き切った。
「うわあっ、な、にを!」
手首から溢れる血を押さえガキが下がる。
恐怖に凍りついた顔が真っ青になり尻でずり下がった。
それを逃がさず部屋の隅に追いつめる。
「…俺の、祐をっ」
「違うっ、…俺はただ!飲み過ぎで動けない彼女を介抱して」
これが、介抱!?
薬で動けなくした女に跨がってるのが。
「そうだ。金ならたくさんある、ほらそこに」
ひと束。
備えたカメラ数台と共に置いてあった。
「…それで足りないならパパに言っていくらでも用意する。その金で足りないならあんたも仲間に入れてやる。ホントだ!」
ナイフで思い切りガキの足の甲を突き刺した。
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