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「ぎゃああぁぁっ」
転げ回る。貫いたナイフのまま。
怒り、そんなものとっくに越えてる。
「てめえっ!」
後ろから銃口を突きつけられた。
ガチリと音がして震える手が真後ろに当たる。
ゆっくりと振り返った。
引き裂かれ肌が見えた服。
泣きじゃくる、祐。
間に合わなかった…のか、俺は。
「形勢逆転、だな」
5人の中のひとり、…そう。あの男が鈍色の銃口を向けて立っていた。
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