『若恋』禁断の恋 参

14/14
前へ
/46ページ
次へ
「ぎゃああぁぁっ」 転げ回る。貫いたナイフのまま。 怒り、そんなものとっくに越えてる。 「てめえっ!」 後ろから銃口を突きつけられた。 ガチリと音がして震える手が真後ろに当たる。 ゆっくりと振り返った。 引き裂かれ肌が見えた服。 泣きじゃくる、祐。 間に合わなかった…のか、俺は。 「形勢逆転、だな」 5人の中のひとり、…そう。あの男が鈍色の銃口を向けて立っていた。
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

243人が本棚に入れています
本棚に追加