『若恋』禁断の恋 肆

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「撃てよ。おまえにできるなら」 「…くっ」 俺の手は血で汚れてる。 守るべきものを守るためなら汚れても構わない。 覚悟はできてる。 「や、めてっ!」 祐が叫んだ。 ブルブルと震えてくる向けられた銃口。 指が掛け金にかかる。 「撃て」 人を撃つことがどんなことなのか。 身を持って知ればいい。 「…くっ、そ」 バンッ 「真さんっ、いやぁっ!!!」
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