『若恋』禁断の恋 肆

8/11
前へ
/46ページ
次へ
俺の人生の中で、おまえほど大切なものはない。 「俺のものに…なってくれるか?」 「―――真、さん?」 泣いていた祐の目が見開かれた。 「俺と結婚してくれないか?」 若頭が言った。 女のためなら死ねる。 初めはわからなかった。だが、今ならわかる。 自分の命を投げ出してもかまわない。 「真さん…」 「罪悪感からでも同情からでもない…おまえが好きだ」
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

242人が本棚に入れています
本棚に追加