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もう一度告げる。
さっきは返事の前に襲われ聞けなかった答え。
「結婚してくれないか?」
「……わたしでいいの?」
「祐じゃなきゃダメなんだ」
想いは近づいてく。
「わたし―――よろしくお願いします」
頬に触れた。想いは重なってく。
五月雨のように明るい光が虹を作る。
降り注ぐ虹の光がふたりを包んだ。
すべてを包み込み柔らかい光がふたりの想いを甘く照らしてく。
「―――愛してる」
もう離さない。
そう、誓った―――
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