交差する思案…

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俺はそう言いながらショートケーキを頬張った。 ほどよい甘さ。そして苺の酸味が際立っている。 うまい。来てよかったなんて思ってしまう。 そんな俺を見ながらまたにやにやしている。 「俺は猫じゃないぞ」 「いや、お前は猫より手がかかる」 いやいやいやそれは違う。俺から見れば凌駕のほうが大きな猫にみえるが。 甘えるときは甘えてくる。こうやってなついて?くるが。フィといなくなるのだ。 本当に見つからないときは見つからない。そしてツンとクールに近寄り難い雰囲気を醸し出す。 それを待つのが俺なんだ。 日向と影。 日向×日向のしろとは大違いだ。
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