19人が本棚に入れています
本棚に追加
美人姫を目出尽くしてじっくり味わった。普通の苺より何倍も大きくてそれなのに濃厚な甘さ。俺は言葉を失った。絶品だった。
「先輩」
うとうとしていた俺を優しく揺り動かす。
「しろ、あれ俺寝てた」
クッションに持たれていてうとうとしていたようだ。
「こんなところで寝ていたらお風邪をひきますよ。今布団を敷きますから」
「いやいや、いい。目覚めたし」
「最近、お疲れのようですね。」
「バイトが忙しくてな。金欠なの俺」
煙草とかお酒とかたまにギャンブルで。しかも残金数百円というゲキヤバ状態で頭が痛い。
「お金がないのはまずいですね。先輩の体も心配ですし」
しろの表情がいつもより怪しく光る。
「いいアルバイト紹介しましょうか。頑張れば短時間で高収入ですよ」
最初のコメントを投稿しよう!