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「ちい？そのショコラティエと何かあった？正直に教えてくれないかな。」
バレンタインデー当日、漸く先輩と一緒に下校する事が出来た。
ここの所、チョコ作りを優先してたから…
教室まで迎えに来てくれた先輩の姿にそれだけで胸が締め付けられそう。
なのに先輩ったらみんなの前で…
しかもあんな事耳打ちするんだもん。
恥ずかしくってみんなの顔見れなかったよ。
てっきり先輩のお家にお邪魔すると思ってたんだけどゆっくりできないからって急遽、私んちに来ることになった。
確かにゆっくりは出来ないなぁ。
だけど最近、そのペースにすっかり慣れちゃってて当たり前って言うかなんだか落ち着いてたりもするのよね。
慣れって怖いね。
それに折角だし、日頃お世話になってるから先輩の家族にも食べてもらおうと別でチョコ作ってたんだけど…
て言うよりも部屋、片付けてないよぉ?
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