始まり・・・紗夜サイド

2/3
前へ
/18ページ
次へ
日田紗夜は池袋西口駅の近くにあるスターバックス池袋西口店でコーヒーを飲んでいた。 梅雨だというのによく晴れた日曜日で、気温も暑くもなく寒くもなく、涼しく朝から過ごしやすい気温でお出かけには最適な日だった。 日田紗夜は店内の奥の方のテーブルに一人座っていた。 茶髪のロングに毛先はパーマで、白いシャツにカジュアルなクロップドジョッパーズパンツを履いている。 コーヒー飲みながら黒いカバーをつけた本を読んでいると、テーブルに置いてあったiPhoneのバイブ音が鳴った。 LINEの通知だった。 それを確認すると、本をバックにしまい。 席を立った。 「紗夜ー」 入り口まで来ると、外に親友の園川緑が手を挙げて紗夜の名前を呼んだ。 その声に紗夜も胸もとで手を振り笑みを浮かべた。 「ごめんね遅くなって」 緑の側にいくと、緑がそういったので、紗夜は首を横にふり、笑みを浮かべ「大丈夫だよ。じゃあ行こっか」と言った。 緑は頷き「うん」といい池袋西口駅の方に歩き始めた。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加