◆癒やし屋

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怜美(れみ)はベッドにそっと置かれた。 柔らかいタオルが敷かれているサロン用のベッドだ。 リラクゼーションサロンというだけあって、趣があって、 ほどよい太陽の光が部屋を明るく包んでいる感じだった。 癒やし系のマッサージだと、大抵薄暗くて、なんだか 分からないけれど、布が天井から下がっている。 そして、間接照明につぐ、間接照明で、すこしクセのある 香りを想像してしまいます。 でも、この『癒やし屋』は爽やかなのだ。 なによりも、明るい。自然が多い感じがする。 今にも鳥の声が聞こえてきそうなくらいだ。 「ちょっと待っててね」
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