2

5/14
前へ
/19ページ
次へ
揺らめく炎。 『やったか?』 軽いノリで呟くが、チェイスは首を横に振った。 『コアの破壊以前の問題だ…』 陽炎の向こう… 現れたフリーズの胸は、先程の攻撃で少々破損していた。 『中々の攻撃だったが、無駄だ。その程度では私は死なん』 『マジかよー…』 『やはり駄目だったか…』 歩み寄るフリーズ。 有効なダメージを与える術はないのか。 焦る二人を前に、フリーズは急に歩みを止めた。 『…っ!』 見れば損傷した部分から微かにコアが覗いていた。 『この場は退くとしよう。仮面ライダー共、必ず始末する…!』 吹雪と共に消える奴を、俺達は見送るしかなかった。 奴の高笑いだけが、残響する…。 ーーーーーー とりあえず研究室に戻った二人。しかし、そこで待っていたのは… 「はぁい、おかえりーやっくん」 部屋の主(腐りきってる)、影宮哀奈と 「よう…」 白亜のライダー・リベルの正体、呼道 勇騎その人であった。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加