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揺らめく炎。
『やったか?』
軽いノリで呟くが、チェイスは首を横に振った。
『コアの破壊以前の問題だ…』
陽炎の向こう…
現れたフリーズの胸は、先程の攻撃で少々破損していた。
『中々の攻撃だったが、無駄だ。その程度では私は死なん』
『マジかよー…』
『やはり駄目だったか…』
歩み寄るフリーズ。
有効なダメージを与える術はないのか。
焦る二人を前に、フリーズは急に歩みを止めた。
『…っ!』
見れば損傷した部分から微かにコアが覗いていた。
『この場は退くとしよう。仮面ライダー共、必ず始末する…!』
吹雪と共に消える奴を、俺達は見送るしかなかった。
奴の高笑いだけが、残響する…。
ーーーーーー
とりあえず研究室に戻った二人。しかし、そこで待っていたのは…
「はぁい、おかえりーやっくん」
部屋の主(腐りきってる)、影宮哀奈と
「よう…」
白亜のライダー・リベルの正体、呼道 勇騎その人であった。
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