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たどり着いた先には、コウモリのような化け物。
そして…
「先輩!」
仰向けになっている先輩を抱えると、そのまんま化け物を蹴飛ばす。
どうやら気を失っているらしい。外傷もないようでとりあえずひと安心。
しかしこの間も襲われたらしいが、襲われやすい体質なのか。まるで某国民的ゲームのお姫様である。
抱えたまま距離を取り、ベルトを出そうとしたのをチェイスが止めた。
「お前は、彼女を連れて逃げろ…」
「は?なに言ってんだ。お前こそ逃げろ、俺が…」
「俺は、人間を守る」
そう宣言し、掌に何かをあてがう。
そして…
『break up...』
けたたましい音声と共に、奴の姿はライダーとも怪人とも似付かない…
奇怪な鎧に変わっていた。
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