第13話 耶俥誠司の受難は何故始まったのか

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『面白い…！仮面ライダーでもない者が私に楯突くなど…』

放たれる吹雪。

『Advent』

音声と共に現れる蟋蟀を模した機械兵、サイコローグ。

吹雪を受け止めたまま、ミサイルをぶっ放した。

が、放たれた熱量は一瞬で凍り付き、霧散する。

『サイコローグ！肩っ！』

ミサイルが凍った瞬間、サイコローグの肩を踏み台にし、跳躍。

『そらよっ！』

蒼焔を纏った大剣を振り下ろす。

『ぬ…！』

焔はフリーズの身体に移り、その身を焼き始める。

『今だ！』

次の一撃を準備しているのを剣を振り抜いた一瞬で見遣り、チェイスに向かって叫ぶ。

『トリプルチューン！』

放たれた紫電の光は黄金の肉体を呑み込み…

辺りは轟音と共に爆炎に包まれた。