七夕祭り
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短冊にサインペンで願い事を書く。 君に見られないように、二枚取って、二枚目に君と両想いになれますようにと殴り書く。 「書けた?ちょっと遅かったね。」と君が微笑む。 短冊だらけの笹にまた短冊をつけて。重ねた二枚目は見えないように。 なのに君は、僕の短冊の隣に自分のをくくりつけた。 そよ風が拭いて、短冊を揺らした。 君は見てしまったのかな。 僕の気持ちを。
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