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「君はいつも僕に頼ってばかりで、自分で何とかしようと思わないのかい?」
リックは冷たく言い放つ。
「リック、正気か!?俺はこんな状態だし女の子もあんなにボロボロなんだぞ!」
ロベルトはリックに吼える。
「女の子一人守れない君は駄目駄目だね、俺も正直君には愛想が尽きた」
時に冷酷な面も見せるリックだがそこまでとは。
「くそう、リック、見損なったぞ!」
「はいはい、何とでも言って頂戴、俺は女漁りで忙しいんだ、いつまでも君の世話なんて出来ないよ」
そう言いリックは去っていった。
いや消えたのだ。
「俺は…幻覚を見ていたのか?」
現実に目覚めるロベルト。
そして視界には魔物に食べられようとしているイミコの姿があった。
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