親友の恋

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「確かに告白って勇気いるけどさ。でも柏木って何げにモテるし、他の誰かと付き合っちゃったりしたら嫌じゃない?」 有希は難しい顔をして考えている様子。 柏木は、ついこの間引退するまではサッカー部のキャップテンをつとめ、エースとして活躍していた。 いつもグラウンドには女の子のギャラリーができていて、柏木目当ての子もいっぱいいた。 「あたしはいつでも有希のこと応援してるから。協力してほしいことがあったら、なんでも言ってよね」 「うん、ありがとう」 気が付けばもう日付も変わっていて、あたし達はいつの間にか眠りに就いていた。
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