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A「この天の川は、いつからここに在るのでしょう?」
B「解りません。が、少なくとも織姫と彦星の話の出来た頃には在ったのでしょう」
A「宇宙に住む二人には悲劇でも、私達にとっては願いを叶える神としてここに在るのですね」
B「何とも、ロマンティックではありませんか?」
A「あの川が埋め立てられたなら、あの光は街の明かりとなるのかしら?」
B「それは便利になるでしょう。が、私は天の川には橋さえも架けて欲しくないという気持ちです」
A「私も同じです。何故なら私は、織姫ではないから」
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