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苦しさと優しさと愛しさ
ｽｷｯﾄ
-ｶﾞｰﾙｽﾞﾄｰｸ-
ﾐｰﾅ
｢そういえばさぁ､お姉ちゃんさぁ｣
ﾏｰｼｬﾙ
｢ど､どうしたのﾐｰﾅ？ かなり気だるげな呼び方ね｣
ﾐｰﾅ
｢お兄ちゃんの事､好きなの？｣
ﾏｰｼｬﾙ
｢ひうっ!? い､いきなり何を言い出すのよぉ!? はわわわわ｣
ﾐｰﾅ
｢うっわ､分かりやすい反応……それもう､そうですって言ってるようなもんじゃん｣
ﾏｰｼｬﾙ
｢はうぅ……だ､だってぇ……｣
ﾐｰﾅ
｢で､何がきっかけなの？ 顔？ それとも､そこはかとないﾔﾝｷｰ感？｣
ﾏｰｼｬﾙ
｢そ､そんな安直なもんじゃないわよ！ そりゃ､確かに顔も良いけど！ えっと､その……ﾗｳﾞｨｰﾄﾞ君はね､命の恩人なの｣
ﾐｰﾅ
｢ほうほう｣
ﾏｰｼｬﾙ
｢路頭に迷ってたのを､ﾗｳﾞｨｰﾄﾞ君が助けてくれたの｡魔物に襲われそうになった時には､身を呈して守ってくれたし｣
ﾐｰﾅ
｢あらあら｣
ﾏｰｼｬﾙ
｢だ､だからその……最初っから､ﾗｳﾞｨｰﾄﾞ君が好きなのでありまして……も､もうっ！ なんでこんな話をしなきゃいけないのよっ！｣
ﾐｰﾅ
｢いやー､ごっそさんですわ｡でもまぁ､それなら落ちるのも仕方無いよねー｣
ﾏｰｼｬﾙ
｢あと､胸を触られたから責任を取ってもらわなきゃ……｣
ﾐｰﾅ
｢えっ､にゃーに？｣
ﾏｰｼｬﾙ
｢な､なんでもないわよ！｣
ﾐｰﾅ
｢えーっ､気ぃにぃなぁるぅ～っ……あ､ﾌｧﾘｰ姉ちゃんだ！ 次はﾌｧﾘｰ姉ちゃんとｶﾞｰﾙｽﾞﾄｰｸしよーっと！｣
ﾏｰｼｬﾙ
｢ちょっ､奔放すぎない!?｣
ﾐｰﾅ
｢ﾌｧﾘｰ姉ちゃーん！｣
ﾌｧﾘｰ
｢うおっ､なんだ!?｣
ﾏｰｼｬﾙ
｢ﾌｧﾘｰ､お気の毒に……｣
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