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「さて。【チャーコのシュールな恋を生温かく見守り隊】のみなさん」
翌日、雨上がりの午後。
くだんのリョウさまのお家の前で、カイが自分の足元をぐるりと見回した。
「我々はこれから、この【諸葛亮もどきヲタニート】の家にカチコむ! 準備はいいな!?」
「はいニャ。オレは魔除けにヒイラギの葉っぱ、むしってきたニャ」
ヌコリンが小汚い葉っぱを得意げに掲げる。
「わたしは本気力(マヂカラ)で対応するつもりで、ふわりんタクトを磨いて参りましたふわ」
わたあめ姫までが、精霊アイテムをくるると回す。でも、ふわふわにする力が何の役に?
「カチコミじゃないプギ! お友達になって下さいって言いに行くだけでしょー!」
『はっはっは』『ニャッハッハ』『ふふふのふ』と、どう見てもこのチャーコイ隊(略)は面白がっている。
アタチはもう朝からドキドキぶるぶるで、いつもはツヤピカなお鼻もカッサカサなのに!
「よぉし。んじゃ、コッパ喰らわす前に……」
「マジで殺る気まんまんプギ!?」
カイが目の前にしゃがみ込み、アタチのアゴにリボンをかけてお耳の上でキュッと結んだ。
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