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満天の星の下、我が家のお庭でアタチは揺られる。
「ねーんねーん……ころーりよー……♪ チャーコはー良いーこだー……♪」
「あ……やっと寝たみたいだぞ……」
ハチの腕の中のアタチを覗き込んで、カイはホッと息をついた。
「あーあ、顔、パンパンに泣き腫らして……困ったコブタだよ」
「うん……」
幻にときめいて、一瞬で断ち切られてしまった恋。
それでもその初めての気持ちは、きっとアタチの中に残る。
たぶん、ずっと。
「明日の夕飯は、大好物の海老フライ作ってあげようかな……」
「それがいい。大好きと楽しい事を重ねていけば、いつか心の傷は癒える。そうやってシンプルに生きればいい……」
失恋はしたけれど、変わらず傍にはカイとハチがいる。
だからきっと、アタチはまた笑えるよ……。
――その頃、清水画伯のアトリエでは。
「……ん? ここ……あの時の変な場所だ」
彼がキャンバスのド真ん中から顔を出して辺りを見回す。そしてスルリとその絵から抜けだした。
「へえ、不思議。この前はすぐに絵の中に吸い込まれちゃったけど、今回はそんな感じがないや。それにしても……」
ふむ、と顎に手を当てて、彼は自分を生み出した絵画を見やる。
「これ、ボクだよな。しかも前のから少し変わってる……ある意味、斬新に」
新たに加わった模様のようなものに、彼の中で小さな記憶が蘇った。
「桜の花びら……。ここに居ればまたあのコにも会えるかな……」
それは画伯の大いなる力と、わたあめ姫のマヂカラのコラボレーション。
ともあれ、どうやら皆星町に新しい住人が増えそうな気配である--。
こぶたのらぷそでぃ(狂詩曲)おちまい( ´(00)`)
いや、とぅーびーこんてぃにゅー♪
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