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ひゅおおぉぉ…………。
雨上がりの原っぱ公園に一触即発の風が通り抜ける。
アタチとヌコリンの間には、真新しい毛タマが鎮座していた。
「じゃあ、いきますふわ。レディー……」
審判はわたあめ姫。かなり重要な役割である。
「ニャフフ……赤壁ならぬ毛タマの決戦をいざニャーー!」
「望むところプギーー!」
「ゴー! ですふわーー!」
アタチたちは一斉に毛タマに飛びついた! でも瞬発力ではヌコリンに敵わない。
「ニャニャニャアァァン! ゴロゴロゴロ……」
ヌコリンが毛タマをこねくり回してハシャぎ倒す。
「プギッ! 貸して貸してアタチにも貸してえぇぇぇ!」
「ダメニャーー! ガジガジ……にゃふーん♪」
ヌコリンが可愛く毛タマに乗って、コロンと転がった。
「一本! 一回戦、ヌコリンさまの勝ちふわ!」
「ああああ! やられたプギーー!」
ルールの定義? それはアタチたちにもわからない……。
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