第1章
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「曾祖父ちゃん! 早く、早く」 「年寄りを急かせんでくれ」 「山の上だから夜空が綺麗だね」 「そうだな。 エリス、あそこに一際輝く星が見えるだろう?」 「うん、見えるよ」 「その脇で輝く小さな星は見えるかい?」 「あ! あれね」 「それが爺ちゃんが生まれた、この星に住む人間の故郷、地球がある太陽だよ」 「へ――」
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