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君と初めて出逢ったのは、桜の花びらが舞い散る頃。
確か、高校に入学するその日。
校長の長く面倒な話に飽き飽きして、開け放たれた扉の外にぼんやりと目を向けた。
目線の先、列の一番端に君は座っていた。
自分と同じであろう、つまらなそうな顔で外を眺めている横顔を見ていたら、ふとこっちを振り向いて。
目が合った瞬間、柔らかい微笑みを浮かべた君に微笑み返した。
何となく、この先もずっと一緒にいるような予感がした。
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