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「さ、授業始まっちまうから、そろそろ教室に行かないと。」
コンコン…
ちょうどタイミング良く誰かが扉をノックした。
「どーぞー。」
ガチャ…
「呼び出しってなんすか?」
「遅いよ、熊谷クン。
この子、君のクラスに入れるから。
教室まで連れて行ってくれる?」
そう言って俺を前に出すおじさん。
「あ、えっと…結城玲央です。」
とりあえずあいさつはしてみたが、この人…誰。
ばっと見二十歳くらいで、雰囲気がホストっぽい。
「俺は担任の熊谷裕司(くまがやゆうじ)だ。」
「え!!どう見てもホスト……」
つい本音が漏れてしまった。
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