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「ちょうど今日集まりがあるんだ。放課後空いてる?」
「そーなの?空いてるよ。」
「やった!じゃあ行こうね!みんなに早く玲央くんのこと紹介したいなぁ。」
そう言って笑う雪ちゃん、まじ天使。
「ってかさ、なんでみんな俺が生徒会の親衛隊入るって言ったら反応したの??」
そう聞くと、雪ちゃんは少し顔を曇らせた。
「…生徒会親衛隊の噂、知らないよね?」
「噂?」
「“親衛隊は淫乱で、暴力的で、最低な奴らの集まり” そう言われてるんだ…
だから、玲央くんが入るって聞いて、なんでそんな最低な奴らのとこに…みたいな意味じゃない?」
雪ちゃんは少し自嘲的に言った。
「…でもね!本当はそんなことないんだよ!みんなすごく良い子ばっかりで、本当に心から生徒会の皆さんを慕ってて…」
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