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「あ、親衛隊の集まりが始まっちゃうよ!早く行こう!」
雪ちゃんは急に顔を上げるとそう言って俺の手を取って歩きだした。
さっきの男子も慌ててついてくる。
ガラッとドアを開けると、そこには結構な人数がもうすでに集まっていた。
「みんな、遅くなってごめんね!
今からいつも通り、会議を始めます。まだ来てない人とかいないー?」
俺は雪ちゃんが仕切っていることにびっくりする。
「…雪ちゃんって、親衛隊の中のお偉いさんなの?」
俺は隣にいたさっきの男子にこっそり聞いてみた。
「ゆ、雪さんは親衛隊の副隊長です!」
へぇ…副隊長。
………。
え!!!
まさか雪ちゃんが副隊長だったなんて…
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