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「…ごちそうさまでした!」
パンッと手を合わせる。
めちゃめちゃ美味しかった…!
「お前、料理上手なんだな。」
「まぁ、普通。」
またまた~、なんて言いながらはた、と思い出した。
そーいや、俺こいつの名前知らねーわ。
「お前名前なんて言うの?」
「あ?昨日言ったろ?」
…いやいや、言ってねーよ。
俺が首を振ると、そいつは不思議そうに首を傾げた。
そして、ポンと手を打つ。
「眠いから言うのやめたんだった。」
…意味わかんねーよ!
名前くらい名乗れよな!
俺が呆れていると、勝手に自己紹介を始めた。
「俺、河西翔平(かさいしょうへい)。好きなものは可愛いもの。よろしく。」
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