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「…なに…するんだよっ!」
ガンッ…
気づいたら殴っていた。
フラッとよろけるその人を見て、我に返った。
やば…俺、うっかり…。
今さら正気に戻っても、やってしまったことは後悔してももう遅い。
握った拳がじんじんと熱を帯びる。
食堂内は静まったまま、みんなが俺たちに注目してた。
そりゃ、相手は生徒会。
もしかしなくても俺、学園中の生徒を敵に回したんじゃないのか…?
たらりと冷や汗が背中を伝う。
親衛隊総隊長も続けられないかもしれない。
俺はそんなことを頭の中でぐるぐると考えていた。
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