431人が本棚に入れています
本棚に追加
これは突然の出来事だった。
ブーーブーーブーー…
携帯のバイブが鳴る。
俺は時計を確認してから電話に出た。
AM 3:30
こんな時間に誰だよ…
「…はい、もしもし。」
眠さのあまり不機嫌な声になってしまう。
「あー、玲??
ごめんな、こんな時間に。」
電話の向こうから聞こえてきたのは翔おじさんの声。
「どうかしたの?」
「玲にお願いがあって…
実は今日、転校生が来るんだ。
今日の朝、その転校生を迎えに行って欲しいんだが…」
こんな時期に転校生?
俺は不思議に思ったが、快く承諾した。
「おっけー。8時に校門前ね。
んじゃ、もうちょっと寝るわ。おやすみー。」
そう言って電話をきった。
最初のコメントを投稿しよう!