431人が本棚に入れています
本棚に追加
「いててててて……」
俺の上からなんか声がする。
てゆーか、重い重い重い!!!
俺は重さから逃れようと、自分の上に乗っかってる物体を退けた。
「いたっ」
またもや聞こえる声。
俺は声の主の方に顔を向けた。
そこにあったのは……黒い物体。
なんかもさもさしてて、モップみたいなもの。
そのモップが動いた。
「何すんだよ!」
ばっちりと目が合う。
あ、これ、人間だったんだ。
そう気付いて改めてそいつを見てみると、黒いモップは髪の毛だったのだとわかった。
でもなんか不自然…
あ。
俺が心の中で声を漏らすのと同時に、髪の毛がずり落ちた。
最初のコメントを投稿しよう!