転校生がやってきた

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「!!!!」 そいつはものすごい勢いでかつらをかぶりなおし、何事もなかったかのように俺を見た。 「な、なにも見てない、よ、な?」 ……いや、だいぶ無理あるだろそれ。 なんでそんな変装してるのかは知らないけど、とりあえず流れからするとその瓶底メガネも変装だろう。 「……さ、中へ案内します。付いてきてください。」 俺は無視して背中を向け、そういった。 めんどくさそうな予感がしたから。 そいつは何か言いたそうだったが、黙って付いてきた。
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