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さーて、これから何しようか。
教室に行ったら絶対転校生くんに会わなきゃだし、かと言って行かなかったら雪ちゃんに心配かけちゃうだろうし…
え、めんどくさ。
なんであいつ転校してきたの。
俺は自分をとるか雪ちゃんをとるかという選択で、雪ちゃんをとった。
まぁ、雪ちゃんに心配かけたくないもんね。
そう考えながらしぶしぶ教室に向かう。
そして教室に入るとちょうど転校生くんが自己紹介をしているところだった。
うわ~タイミング悪いわ~…
「…ほぉ、玲央。遅刻するとはいい度胸だなぁ?」
ホームルームを遮られたのが気に入らないのか、先生の微笑みが怖い。
「放課後職員室に来い。」
「いや、俺特待生だし…」
別に授業を受けなきゃいけないわけでもないし…、
「来い。いいな?」
先生は俺に念を押して教室を出て行った。
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