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あっという間に壁際まで追い詰められて、逃げ場がなくなった。
俺は下を向いてぎゅっと目を閉じた。
「こっち向けよ。」
くいっと顎を掴まれて、顔を上げさせられる。
ばちっと目が合って、その熱を帯びた瞳に釘付けにされる。
目が離せなくて、先生の色気に頭がクラクラしてきた。
そして徐々に近づいてくる顔に、抵抗しようとは思ったが体が動かず俺は受け入れるしかなかった。
「…んっ。」
侵入してきた舌が俺の口内を犯す。
どんどんと深いものになり、俺は息をするのもやっとだった。
何度も口角を変えては深く、俺の舌を絡めとる。
「せん、せ。…はぁ…っ…ン。」
先生の舌はとろけるように熱くて、その気持ちよさに目を閉じた。
「目、見て。」
ぼんやりとする意識の中、言われた通りに先生の目を見つめると、恥ずかしさと気持ちよさからどんどん顔に熱が集まるのが分かった。
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