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扉を軽くノックしてから中に入ると、急に抱きつかれた。
「玲央…久しぶりだな。」
「あっ、春さん!!」
この人は翔おじさんの友人で、秘書をやってる相川春さん。
昔から世話になってて、よく遊んでもらったりした。
「ほんとにひさしぶりだね!!
何年ぶり?」
「四年ぶり、くらいか?大きくなったなー。」
そう言いながら頭を撫でてくれる手が気持ち良くて、思わず目を細めた。
「……玲、そろそろ説明するぞー。」
翔おじさんが少し不機嫌そうな声を出す。
「…?おじさんなんで怒ってるの?」
「別に怒ってねーし。」
???
俺が不思議そうに首をかしげると、春さんがクスッと笑った。
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