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「玲央くん?」
雪ちゃんが心配そうな顔で俺の顔を覗き込む。
俺は反射的にバッと顔をそらした。
だって、今絶対顔赤いから…!
あ、でも今の態度感じ悪かったかな…?
そう思って、チラッと雪ちゃんの様子を伺うと
「…クソ教師。玲央くんに絶対なんかしたよね…」
雪ちゃんの口からは予想外な言葉が飛び交っていて、さらには舌打ちまで聞こえる始末で…
俺は何だか見てはいけない一面を見てしまったようで、現実から目をそらした。
雪ちゃんって、意外と裏表激しい…?
「玲央くん!今日のご飯はオムライスだって。」
ニコニコと話しかけてくる雪ちゃんはいつも通りの可愛い雪ちゃんで、俺はホッとしながら一緒に寮に帰った。
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