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「玲央くん、玲央くん。」
すっかり2人で会話してしまっていたので、雪ちゃんがちょっと拗ねたように俺の服の裾を引っ張る。
「僕も、心配してたからね…?」
そう言う雪ちゃんは上目遣いで俺を見つめていて、俺はその顔にドキッとしてしまった。
か、可愛すぎ…!
雪ちゃんをぎゅーっとしてから、俺たちは翔平が作ってくれたオムライスを食べた。
そしてしばらくしてから雪ちゃんは自分の部屋に帰って、俺たちもお風呂を済ませて寝た。
眠る頃には俺は転校生くんのことなんてすっかり忘れていた。
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