第3章 ベイビューの部屋

2/6
前へ
/35ページ
次へ
大きな窓からは横浜港が一望できた。窓の 向こうに広がるの紺碧の海は一枚の絵の ようだ。 美奈子はダブルベッドの端に腰掛けた。 大介もベッドの端に腰掛けると美奈子に 尋ねた。 「足、大丈夫ですか。」 ミュールを脱ぐと青アザが出来ていた。 「骨は折れてないし、大丈夫でしょ。」 「…すいません。」 「何回も謝らない。」 「待ち合わせの時間に遅れて焦ってたんです。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加