第3章 ベイビューの部屋

3/6
前へ
/35ページ
次へ
おまけにすっぽかされて、あー最悪。来る 気がないなら約束しなくていいのに。」 大介は不貞腐れて身体をベッドに投げ出した。 美奈子もベッドに横たわった。 「来る気がなかった訳じゃないかもしれない わよ。」 「え?」 美奈子の言葉が意外で大介は彼女を見た。 「途中でアクシデントがあって、来たくても 来られなかったのかもしれない。」 「そうかな。」 信じ難いと言いたげな表情だった。 「どうしてそう思うの?」 「オレ自身よりプロ野球選手の肩書きが気に
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加