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入られたのかと思ったことがある。」
「肩書きねぇ。」
「好きじゃないんだ、そういうの。」
「多くの人に名前と顔を知られてる以上、
避けられないことよ。」
「…あなたは?」
「わたし?」
「オレがプロ野球選手だからついて来たの?
「わたしにとってプロ野球選手は尊敬の
対象であってステイタス・シンボルでは
ない。」
二人の視線が交差した。大介は美奈子の肩に
手をかけた。彼女は視線をそらさない。
大介はゆっくりと彼女を押し倒して覆い
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