第3章 ベイビューの部屋

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入られたのかと思ったことがある。」 「肩書きねぇ。」 「好きじゃないんだ、そういうの。」 「多くの人に名前と顔を知られてる以上、 避けられないことよ。」 「…あなたは?」 「わたし?」 「オレがプロ野球選手だからついて来たの? 「わたしにとってプロ野球選手は尊敬の 対象であってステイタス・シンボルでは ない。」 二人の視線が交差した。大介は美奈子の肩に 手をかけた。彼女は視線をそらさない。 大介はゆっくりと彼女を押し倒して覆い
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